第7回OSSC安全ダイビング勉強会の報告

ショップさんだけではなく医療従事者やボートオペレーターや各方面からたくさんの方が集まり真剣に聴講されていました。


ダイビングの事故に関しては第1位は溺死ですが内容は昔と違っていて認定レベルに届かないスキルのダイバーとかでなくてある程度経験の持ち主が多いということ


新規ダイバーも年々少なくなってくる昨今ある程度は続けているダイバーや久しぶりに始めたブランクダイバーとかが多い年齢も高めという結果は、ある程度の年齢を超えれば人は日に日に認知能力も衰えていくこと昨日出来ていたことが今日出来なくなっているとかはっきりしたものはないかも知れないが明らかに衰えていることを意識しなければいけない。
万が一に備えてという言葉はダイビングに関しては無意味なことで蓋然性は0でも可能性は0ではないのだから万が一の一を潰さなければいけないダイビングでは万が0にしなければいけない。


かなり昔な感じがしますが海猿って映画がありましたがそこで元特救隊の役をしていた仲村トオルさんと言えば理解しやすいかと思いますが本職の特救隊の方にお話を頂けました。興味深い内容が盛りだくさんでしたね。映画では海上保安庁全面協力と謳っていたので実際に海保の方が訓練する所での撮影されていたり訓練内容もほぼ同じだったり映画が放映されていたころは入庁志願者が多くでも潜水士はかなり狭き門でかなり人が去っていく全国でもそれほど配備されていないことに驚きを感じました。


事故現場での救出の生々しい映像も見せていただき感謝いたします。また特救隊は羽田にしかなくそこから全国へ派遣されるのでそれ相応の時間を有すること潜水士もそれほど人数がいないので仮に和歌山だったら関空から出動するのでそれもまた時間を要すること。警察や消防のような小回りが利くような体制にはなっていないことを理解することは重要だと感じました。


海保は消防隊のように入電から何分以内に出動とかいう世界ではないのでと言ってものんびりしているわけでなく急いでも時間が必要で消防や警察は自治体レベルで配置されているが海保は国レベルでの配置されていて日本を11に区切ってそこに均等に配置されている


なので海保が現場に着けばほぼ捜索という作業になるのでその捜索も無駄なく短時間に、効率よく行う必要があるので捜索の仕方やグループのまとめ方などは、ガイドやインストラクターの方には参考になることが多く、メモしたり質問したりしてる方が多かったですね。


赤木さんの講義内容も大変興味深いことばかりで水中撮影と減圧症は切っても切れない関係で長時間水中にいなければいけない人は普段はどのようにしているのか?たぶんプロ経験のない人は被写体があれば体を張ってでもそこに飛び込む!なんていうイメージがあるでしょうか?ライティングしている私もそういうイメージでしたがプロの方は誰よりも無理はしない。


陸上での綿密な計画と情報収集に時間を取っているようです。必要な被写体を撮る為に無駄に潜っても減圧症リスクを高めるだけなのでやはり情報取集や準備は重要なようです。休みの日とか潜れる日数が限られるレジャーダイバーはコンディションのいい日に潜れるとは限っていませんが最低限度ガイドの話は入念に聞き質問するぐらいの準備は必要


水中撮影は多くのスタッフがいていい映像が撮れていると思いがちですが少数で効率よく潜っているようです。そのためには準備が大切なんだと再認識しました。
潜水医療に精通してる医療従事者の方のお話も参考になるものが多く減圧症に関しては近畿圏ではほぼ壊滅的な状態であること。減圧症に関しては医療機関は積極的な治療をしていない。関東ではその仕組みが既に出来上がっていて減圧症の疑いがある人はスムーズに医療機関にかかれるようです。近畿圏でもそういう仕組みができるように活動されているとそして皆さんの協力も必要だということもお話してくださいました。


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