今回は顔出しNGな人含め20名弱の参加人数で行われました。
少子化が進むにつれて20代の新規エントリーが少なくなっていく
今のダイビング業界の現状を踏まえ
比較的に時間が取りやすい高齢者や以前にダイビングをやっていた人など
シニア層のリピーターを取り込む必要があり
それにつれて体調不良による事故も増えている昨今であります。
ダイビングはある程度の体力と健康な状態を維持しなければ難しい遊びで
ゲートボールやグランドゴルフやカラオケ等のように気軽に行えるものでもありません。
客商売である以上お客様には快適な時間を過ごして頂くことはサービスの基本なので
エントリーまでの複雑な手続きや過度な要求などはお客様には到底受け入れられることはなく 指導団体でも病歴や診断書等の機微な個人情報の提出を強制することは難しく躊躇して現場判断を尊重することが多く
PADIでは同意書等を書面でエビデンスを残すという方法はとられてはいますが
ショップ側の都合で自分を守るという理由だけでお客様目線では根本的な解決にはなっていません。
中高年齢者による事故が多発することへの問題から
加齢による認知機能の低下、体力の低下はどのように表れるかを医療従事者による
具体的な例をあげて講義が行われました。
生理的に起こる呼吸トラブルなど
レジャーを提供する業種である以上難しい手続きを付加したり
「危険、危険」を連呼したりするのは難しいし適切ではないこと
お客様の物忘れによるスキルの低下やうっかりミスなどで起こりうるトラブルを予見するなどは20年ぐらい前までならスタッフもたくさんいて対応できていたところもある。
現在のショップは少数精鋭で切り盛りしているところも多く
現場スタッフにしわ寄せがきて過剰な業務が生まれトラブルに巻き込まれる事故もあると報告されています
レジャーである以上様々な遊びを用意しその中で認知機能の低下を判断するなど
eラーニングなどは積極採用すべきではないという意見も1部ありました。
中高齢者の方々はタブレッドは難なく操作できる人は多く、
タブレッドを利用しインターネットで何かを調べるなどを日常の楽しみにしている人も
座学で長々と学科講習をするというのも時代に合わなくなってきているとも思います。
その中で座学で直接教わることが好きな人もタブレッドやパソコンは苦手な人も存在するのでゲーム要素を設けることで
抵抗感なく認知機能やその人の体力にあった講習内容の進め方など提案しやすいなど
普段から運動しているかという内容のアンケートの記入など
様々なアイデアが提案されました。
これからは中高齢者に快適な時間と貴重経験を提供していくことは必要不可欠な事案で
参加者も興味深く真剣に様々な課題が提案されました。
機微な個人情報を扱う業種でもありますがなかなか提供され辛くなってきてる時代に
ファーストコンタクトの重要性を再認識し万が一の備えではなく
万が一の一を潰すための創意工夫と日進月歩で変化する社会に適合するなど
クリアしなければならない問題を拾い出すなど多くのことが提案されました。